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会員名

 職 種 
 


宮田 琴  Miyata Koto

金工作家
 

所在地

116-0001 東京都荒川区町屋5−14−14

URL

http://koto-miyata-tankin.com/

E-MAIL

tankin-koto@gold.nifty.jp

PR動画

宮田琴×株式会社七彩工房/

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主な販路

展覧会 百貨店催事 個人注文

主な材料

銅、鉄、真鍮、銀など

主な道具

金鎚、当て金、ヤスリ、溶接機など 金属加工道具 全般

主な製品名

オブジェ、酒器、花器、ジュエリーなど

特徴

鍛金とは一枚の金属を叩いて伸ばしたり縮めたりすることで形を作り出す技法のことです。熱し柔らかくなった金属板を、制作する形や大きさに合った"当て金"の上に乗せ、金鎚を使い、ひたすら叩くことで繰り返し造形していきます。

多くの時間と精密な技術が要求されるたいへん根気のいる作業です。何千回と打ち延べされた金属の強さと、作者の愛情が織り込まれたものが、鍛金で出来上がった作品の魅力となっています。

PRポイント

出来上がった作品には、女性ならではのやさしさとぬくもりを感じてもらえるような作品にしようと心がけています。まだまだ、勉強することがたくさんありますが、今できる自分の120パーセントの想いと技術を詰め込んで表現していきたいです。そして、鍛金作品を日常使用して頂く事によって、金属の新たなあたたかさを多くに方々に感じていただけたらと願っています。

掲載雑誌・
TV番組での公開等  

・「新美術新聞」2008年  
・「美術の窓」2008年
・「セブンヒルズプレミアム」2012年

インタビュー記事

問1)宮田さん、これまでの経歴についてお聞かせください。

miyata-01-3syuryouseisaku.jpg答)子供の頃から、父の作品展に行くことが多く美術品に触れる機会が日常でした。絵を書いたり、工作することが好きで夏の自由研究などは、毎年楽しみでしたね。そんな環境だったので、進学の時は自然と美術大学に進みたいと思うようになりました。

ただ、そこからは大変でした。美大受験はとても苦労しました。2浪してようやく武蔵野美術大学に合格しましたが、第一希望であった東京藝術大学にどうしても未練があり、さらに2年、仮面浪人して入学しました。
そして、大学2年の終わりの専攻決めで、鍛金研究室を希望しました。
大学の環境が大変よかった事と、金属の魅力をより深く知りたいという気持ちから、学部を卒業の後大学院と研究生として学びました。
卒業後は、アトリエにて制作活動をしています。

問2)お仕事の内容についてお聞かせ下さい。

miyata-02-4atelie_shibori.jpg答)よく、人に説明する時は板金屋のようなものです・・。なんて話します。
金属を加熱して、叩いて伸ばしたり、縮めたりすることで形を形成していく技術を中心に作業しています。
miyata-03-5yousetsu.jpg叩くことに関しては、機械を使わずに金鎚を使って自分の手で作業しています。
材料の板を切り出すところから、形成、溶接、色上げまで、全てやっています。





問3)具体的にはどのようなものを作っておられますか。

miyata-07-9heartneckless_4.jpgmiyata-06-8silverspoon_3.jpg答)野外設置のオブジェから、置物、酒器、スプーン、ジュエリーなど、金属の魅力が活かされれば何でもつくります。
個人的にご注文を頂いたり、自分の展覧会用の作品を作っています。
ただ、一人で制作している事と、一つ一つ手作業の為、数量限定となってしまいますが、丁寧に制作しています。

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問4)どのような道具を使用されていますか? また、自慢の道具はありますか?

miyata-08-10arasituchi.jpg答) 鍛金でもっとも大事な道具は、金鎚ですね。
自慢の道具といえると思います。これらは、全てオリジナルで自分でつくっています。
自分の力にあった大きさ、手に合った柄の長さにしてあって、打つことろの形もそれぞれ全部違います。制作したい形状に合わせて、その場その場で使い分けています。


miyata-09-11kintuchi.jpgもう一つ大事なのが、当て金です。
金鎚で打つ時、板の下に当てて使う土台のようなものです。これも、沢山の種類が必要で、それぞれ違った形が必要になります。





問5)力仕事だと思うのですが、だいじょうぶですか?

miyata-10-12cyuzou.jpgmiyata-11-13yousetsi.jpg答)皆さんに心配されます・・・。 材料も元の板は大きし、道具も重たいし、大きいし・・・。という事で、確かに大変です。
普通の女性に比べたら、腕の筋肉はあるのかもしれませんね。
でも、作業のコツをつかんでしまえばそんなに力を使わなくても、金属は変形してくれますよ。





問6)作業工程で好きな所はありますか?

miyata-12-14rabbitichimaishibori.jpg答)私が一番良く使う材料は銅板なのですが、銅板をどんどん縮めていく工程ですね。
この工程は“絞り”といい、地道で時間がかかりますが、金属が柔らかいと思う瞬間です。
1回1回叩くごとに、自分のイメージしている形に近づいていく感じがワクワクします。
材料と自分の想いが、うまくかみ合った時、そんな時は金属の方から新たな答えを出してくれることもあります。
スケッチでは書き表せない、立体の面白さが生まれてくることがあるんです。

問7)難しい所はありますか?

答)日常使うアイテムだと、作り上げた色合いを残すことが難しいです。
金属は、どうしても酸化して変色したり、こすれる事で表面に施した色味がはげてしまったりします。
自分が表現したい色味を残す為、さらにコーティングをする等の工夫をしています。

問8)今後の目標や抱負をお聞かせ下さい。

答)自分自身の個性というものに対し、探求し続けていきたいと思っています。
私にしか出来ないこと、私らしい作品とは何か、という事を金属を使って表現していきたいです。
また、鍛金という技術を大事にしていきたいです。
世の中の技術がどんどん向上していく中で、手作業にこだわって人のぬくもりが感じられるこのスタイルを守っていきたいと思います。
それには、鍛金技術を使ったモノが増える事で、たくさんの方々に興味を示してもらいたいし、もっと多くの人に日常的に使っていただけるようなアイテムを作れるよう努力していきたいです。

問9)苦労話などお聞かせ下さい。

答)作家として、自分の作りたいモノと人が欲しいと思うモノをどう両立させたらいいのかという事に、常に悩んでいます。
これは、永遠のテーマになるのかもしれません・・・。